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26. RX-7の開発
ある年の正月休み明け、RX-7(1991年にデビューするFD)についての構想アイデアを出す会が開催された。
その前機種の、ロータリー搭載車を、私は何度も技術開発のため整備&改造開発していた経験から、前機種のパッケージングは熟知していた。私にはずっと残念に思っていることがあった。せっかく他のエンジンよりコンパクトで小さなロータリーエンジンなのに、エンジン本体の真上に、オルタネータ(発電機)とインタークーラーが、重ねて搭載され、普通のエンジンと同じボンネット高さになっていた。
アイデア会で私から出したアイデアは、普通のレシプロエンジンでは、真似したくともなし得ない、パッケージング革新を行うべきだ、ボンネット高さは、現行よりも15cm下げれるはずだ。オルタネータなどは、エンジン上ではなく横に搭載してほしい。他社のどの車も実現できない、スーパーカーのような美しいプロポーションが実現できるはず! 性能はもちろん、どの車にも負けないものにしたい、と主張した。
1991年にデビューしたRX-7:FD型、どの車もなし得ない、低い車高、なんとドアノブは、ガラス部分に目立たないように配置され、一瞬、どこからドアを開ければ良いか戸惑うくらいだ。ドアはシンプルで美しい造形となる、こんな美しいドアは他にない。ボンネットも、サスの部分だけ筋肉のように盛り上がり、中央は極めて低い。このパッケージングは今のエンジン搭載車では実現できない。EVでは、可能になるかな、、と思う。

わたしが FD向けに進めていた技術開発があった。もちろんここでも、自作Rapid-ECU、自作レゴブロック型制御言語、モデルベース開発を駆使していた。
1つは、ロータリーの加速フィーリングの研究。軽いロードスターの車体に、レース用の400馬力ほどのロータリーエンジンを搭載し、自由なトルクカーブをいくつもプログラムで実現し、ロータリーならではの加速フィーリングを生み出すための、あるべきトルクカーブ目標と最高回転数の目標見極めを行なった。

システム図はwebモーターマガジンより
〜 ミスター・モデルベース開発 と呼ばれた男の独言 〜
ヘンジニア